ジョリパット 和の伝統色

先週まで行っていた、宮下町のリフォーム。今日は、仕上がり具合の確認と、エアコンの交換でお邪魔しました。

廊下と1階トイレ、2階トイレ、それぞれ色分けしました。

廊下は、「くちなし」。くちなしの花は白いですが、実からとれる色素は、黄色で古くから、染料として使われていたそう。

1階トイレは、鉛丹色。

鉛丹色は鮮やかな橙色。この色も古くから、使われている色で、日本最古の顔料だそうです。

2階のトイレは、「千草鼠」。鼠色がかった草色のこと。

江戸時代に着物などで、鼠色が流行ったそうです。江戸時代では、着物などの庶民が身に着ける色に、制限があったそう。

そこで、落ち着いた渋い色がたくさん生まれたそうです。

例えば、この「千草鼠(ちぐさねず)」をはじめ、「藍生鼠」、「小豆鼠」、「桜鼠」、etc.. 様々な色に鼠色を加えて渋い色にしたようですね。ある意味、鼠色は、最近流行りの「アースカラー」ですね。

色の文化って、掘り下げると深いですね^^