大正時代の瓦

川越市元町にある、長屋の瓦屋根。雨漏りがあるとのことで、屋根の調査をしてきました!

瓦の工法も、土葺き工法なので、地震等で揺れたりすると、ずれやすい工法になっています。土葺きは、明治時代から昭和初期にかけて主流の工法でしたが、関東大震災以後、引っかけ瓦桟葺きの工法が多く取り入れられ、今では主流になっております。

土葺きの場合、瓦がずれると、下地の杉皮の隙間から、雨水がしみ落ちてしまうので、雨漏りがしやすい工法ですね。

中から見ても、一目でわかりますね。棟瓦等のずれが影響して、雨漏りが発生しています。

地震のことも考えると、建物の軽量化という意味では、金属屋根など、軽くするのも一つかもしれませんね。